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練馬区のインフルエンザ予防接種|時期と費用がわかる

2026.09.07

練馬区でインフルエンザの予防接種を考えはじめたら、まず確認したいこと

秋の空気が変わってくると、「そろそろ予防接種、どこで受けようかな」と考える方が増えてきます。ケルソンファミリークリニック(東京都練馬区大泉学園町)院長の田中良恵です。当院でもインフルエンザの予防接種を行っており、この時期はご家族そろってお越しになる方も少なくありません。

予防接種を受ける前に整理しておきたいのは、次の4つです。

  • いつ受けるのがよいか(時期)
  • 自分が「定期接種」の対象か、「任意接種」になるか(費用の考え方)
  • 何回受ける必要があるか(年齢によって異なります)
  • 副反応として報告されていること、受けられない場合

ひとつずつ、公的な情報をもとに確認していきましょう。

接種の時期の目安|いつ受けるとよいか

厚生労働省「インフルエンザQ&A」では、インフルエンザの流行は例年12月から翌年3月ごろにみられ、ワクチンの効果が現れるのは接種のおよそ2週間後から、その持続はおよそ5か月程度とされています。そのため、流行が本格化する前に接種を済ませておく考え方が示されています。

逆に言えば、11月に入ってからでも、年内であれば十分に検討する意味があります。「もう遅いかも」と迷って受けないままシーズンを過ごすより、その時点で相談していただくほうがよいと考えています。なお、ワクチンを接種しても感染や発病を完全に防げるわけではなく、効果の現れ方には個人差があります。

ご家族で受ける場合は、お子さんが2回接種になることを見越して、少し早めに1回目の予定を立てておくと組みやすくなります。

費用の考え方|定期接種と任意接種のちがい

インフルエンザ予防接種の定期接種と任意接種の違いを比較した図

インフルエンザの予防接種には、法律に基づく「定期接種」と、ご希望で受ける「任意接種」があります。ここが分かれ目になるので、表で整理します。

定期接種(予防接種法B類疾病) 任意接種
対象 65歳以上の方/60〜64歳で心臓・腎臓・呼吸器の機能、またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に一定の障害がある方(予防接種法施行令) 上記以外の、接種を希望する方(生後6か月以上)
費用 お住まいの区市町村が定める自己負担額。練馬区の対象要件・自己負担額・実施期間は練馬区公式ホームページでご確認ください 全額自己負担(自費)。金額は医療機関ごとに異なります
回数 1回(厚生労働省「インフルエンザQ&A」) 13歳以上は1回、生後6か月〜13歳未満は2回(おおむね2〜4週間の間隔)

任意接種は保険が使えない自費の接種です。標準的には13歳以上で1シーズンに1回、13歳未満のお子さんは2回で、その年のシーズンごとに接種することになります。副反応については次の項目でまとめました。当院の接種費用は公式サイトの料金表に掲載していますので、受診前にご確認いただくか、お電話・LINE・メール・ホームページからお問い合わせください。

定期接種にあたる方は、区が発行する案内や必要書類が要ることがあります。練馬区の制度内容は区の公式ページが正しい情報源ですので、対象かどうか迷ったら先に区のページをご覧いただくのが確実です。

接種回数と年齢|お子さんは2回になります

厚生労働省「インフルエンザQ&A」では、生後6か月以上13歳未満のお子さんは2回、13歳以上は1回の接種が原則とされています。2回接種の場合の間隔は、おおむね2〜4週間とされています。

お子さんの場合、1回目と2回目の予定をあらかじめ決めておくと、間隔が空きすぎて年が明けてしまう、ということが起こりにくくなります。母子健康手帳をお持ちいただくと、これまでの接種歴を確認しながらご相談できます。

副反応として報告されていること

厚生労働省「インフルエンザQ&A」では、インフルエンザワクチンの接種後にみられる反応として、次のようなものが挙げられています。

  • 接種した部位の赤み、腫れ、痛み(比較的多くみられ、通常2〜3日で消失するとされています)
  • 発熱、頭痛、寒気、だるさなどの全身症状(同様に2〜3日で消失するとされています)
  • まれではあるものの重い副反応として、アナフィラキシー、ギラン・バレー症候群、急性脳症、肝機能障害などの報告

接種後30分程度は、急な反応が起きていないかを確認できる場所で過ごしていただくことがすすめられています。当院でも、接種後に体調の変化がないかを見てからお帰りいただくようご案内しています。ご帰宅後に強いじんましん、息苦しさ、意識がはっきりしないといった様子があれば、医療機関にご連絡ください。

なお、入浴は差し支えないとされていますが、接種した部位を強くこすらないようにしてください。

受けられない場合・注意が必要な場合

予防接種実施規則では、接種当日に明らかな発熱(通常37.5度以上)がある方、重い急性疾患にかかっている方、そのワクチンの成分でアナフィラキシーを起こしたことがある方などは接種できないとされています。

また、次のような場合は、当日に医師へお伝えください。判断が変わることがあります。

  • 卵や鶏肉に強いアレルギーがある
  • 過去の予防接種で体調を大きく崩したことがある
  • けいれんを起こしたことがある
  • 心臓・腎臓・肝臓・血液の病気で治療中である
  • 妊娠中、あるいは妊娠している可能性がある

問診票にご記入いただいたうえで、その日の体調も含めて診察でご確認します。「持病があるけれど受けてよいのだろうか」というご相談も、遠慮なくお伝えください。

当院での受け方|大泉学園、土日祝も診療しています

当院でインフルエンザ予防接種を受けるときの流れを示した図

当院は西武線大泉学園駅から西武バスにお乗りいただき、「大泉郵便局」下車徒歩1分の場所にあります。診療時間は午前9:00〜12:30、午後14:30〜18:00で、水曜が休診日です。土日祝日、年末年始も診療していますので、平日にお時間の取りにくい方でもご都合をつけやすいかと思います。

予約は電話・LINE・メール・ホームページから承っていますが、予約なしでの受診も可能です(予約優先)。お車の方は、提携駐車場としてタイムズ大泉学園町第2(5台)・第4(7台)をご利用いただけ、受診された方には割引チケットをお渡ししています。院内にはキッズスペースがありますので、小さなお子さん連れでもお越しいただけます。診察は院長が英語でも対応しています。

当院は心療内科・精神科・内科を標榜する、ご家族単位で診るクリニックです。インフルエンザのほか、新型コロナウイルス、肺炎球菌、帯状疱疹などの予防接種、健康診断も行っています。健診とあわせて考えたい方は、練馬区の健康診断|クリニックの選び方と費用の目安がわかるもご覧ください。受診先を土日祝の診療で選びたい方向けには、練馬のクリニック選び|土日祝も通える受診先の決め方がわかるにまとめています。

もし、かかってしまったときのために

予防接種を受けていても、インフルエンザにかかる可能性はあります。急な発熱や関節の痛み、強いだるさが出たときは、無理をせず受診をご検討ください。学校や職場を何日休むかについては、学校保健安全法施行規則で出席停止の期間の基準が定められています。数え方が分かりにくい部分なので、インフルエンザは何日休む|学校と仕事の日数の数え方がわかるで確認しておくと、いざというときに慌てずに済みます。

予防接種は、その年の冬をどう過ごすかを考える準備のひとつです。対象や費用の確認でつまずいたところがあれば、受付でも診察でもかまいませんので、お気軽にお尋ねください。

練馬区の高齢者を対象としたインフルエンザ予防接種は、誰が対象になりますか。
予防接種法施行令では、インフルエンザの定期接種の対象は、65歳以上の方と、60歳から64歳で心臓・腎臓・呼吸器の機能、またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に一定の障害がある方と定められています。実施期間や自己負担額、必要な書類は区市町村が定めるため、練馬区にお住まいの方は練馬区の公式ホームページで最新の内容をご確認ください。
予約をしていなくてもインフルエンザの予防接種を受けられますか。
ケルソンファミリークリニックでは予約なしでの受診も可能です(予約優先)。ご予約は電話・LINE・メール・ホームページから承っています。診療時間は午前9時から12時30分、午後2時30分から6時までで、水曜日が休診日です。土日祝日と年末年始も診療しています。ワクチンの在庫状況によりご希望の日に受けられない場合がありますので、事前にお問い合わせいただくと確実です。
子どもは何回接種する必要がありますか。
厚生労働省の「インフルエンザQ&A」では、生後6か月以上13歳未満のお子さんは2回接種、13歳以上は1回接種が原則とされています。2回接種する場合の間隔は、おおむね2週間から4週間とされています。受診の際は母子健康手帳をお持ちいただくと、これまでの接種歴を確認しながらご相談できます。
接種した日にお風呂に入っても大丈夫ですか。
厚生労働省の「インフルエンザQ&A」では、接種した当日の入浴は差し支えないとされています。ただし、接種した部位を強くこすらないようにしてください。また、接種当日は激しい運動や過度の飲酒を避け、体調の変化がないか気をつけて過ごしていただくようご案内しています。
当日に熱があるときは接種できますか。
予防接種実施規則では、接種当日に明らかな発熱がある方は接種を受けられないとされています。明らかな発熱とは通常37.5度以上を指します。また、重い急性の病気にかかっている方や、そのワクチンの成分でアナフィラキシーを起こしたことがある方も接種できません。体調が戻ってから、あらためてご相談ください。

執筆

田中 良恵

ケルソンファミリークリニック院長

2003年 島根大学医学部卒業。東京女子医科大学病院での研修を経て、精神科・プライマリーケア・訪問診療の領域で臨床経験を積む。アメリカ テキサス州での事業経営を経験したのち帰国。東京武蔵野病院精神科を経て、2026年6月 ケルソンファミリークリニックを開院。精神保健指定医、日本医師会認定産業医。